となみチューリップフェアが21日、砺波市花園町の砺波チューリップ公園をメイン会場に開幕し、来場者が色とりどりの花々を楽しんだ。5月5日までの期間中、全会場で計700品種300万本のチューリップが咲き誇る。
開会式では、北村憲三同フェア推進協会長が開会宣言し、夏野修砺波市長があいさつ。同市林の北部幼稚園の園児が元気いっぱいに童謡「チューリップ」を合唱し、くす玉を割って開幕を祝った。
2600平方メートルの大花壇には21万本のチューリップで地上絵を描いた。県産チューリップの球根栽培が100年目を迎えたことにちなみ、数字の100と県産品種の花を表現。立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」をイメージした「花の大谷」は、白を中心とした花で壁を飾り、来場者が記念撮影を楽しんでいた。
園内のチューリップの開花率は4割で、大花壇は2割が咲いている。庄下、高波両地区には連携会場の「チューリップファーム」もある。
砺波市と同市花と緑と文化の財団、同市観光協会主催。北日本新聞社後援。