フラワーアートのデザインを確認する(左から)原野会長、石黒委員長、菊池さん

フラワーアートのデザインを確認する(左から)原野会長、石黒委員長、菊池さん

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花の地上絵は井波彫刻と共同制作 29、30日展示

北日本新聞(2017年4月25日)

 29、30の両日に砺波市のJR砺波駅前で開かれるイベント「タピ・ドゥ・フルーとなみ」の人気企画「フラワーアート」の地上絵のデザインが決まった。井波彫刻との初めての共同制作で、イベントの20回の節目を記念し、となみ野の魅力を広く発信する。

 タピ・ドゥ・フルーとなみは砺波商工会議所青年部(原野徹会長)でつくる実行委員会が毎年開催。チューリップ9万本の花びらで描く縦10メートル、横20メートルの巨大な地上絵が来場者の注目を集める。

 デザインしたのは木彫刻、仏画師の菊池侊藍(こうらん)さん(23)=南砺市本町(井波)=で、彫刻を関侊雲さんに教わり、仏画を故斉藤侊琳さんに師事した。菊池さんの迫力ある作品を目にした石黒大輔実行委員長が知人を通して連絡し、実現した。

 虎と竜を左右に大胆に配置し、中央にはボタンの花と「20th」の文字をあしらった。菊池さんは「井波彫刻の代表的な題材の虎と竜を立体感を出して表現できた」と納得の表情。石黒委員長は「20周年の節目に伝統文化の井波彫刻と協力して、砺波地方を盛り上げていければいい」と話している。

 フラワーアートは29日に市内の小学生らと駅前ロータリーで制作し、30日も展示する。巨大迷路やステージパフォーマンスもある。

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