高岡の伝統工芸の名品を鑑賞する児童たち=高岡市美術館

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高岡の伝統工芸見て 金工・漆芸の名品展示

北日本新聞(2017年5月10日)

 高岡市美術館のコレクション展「工芸への誘(いざな)い2017 高岡の金工・漆芸」が9日、同館で始まり、伝統工芸の名品が訪れた人の目を引いている。6月9日まで。

 県内で11月に開かれる「国際北陸工芸サミット」に合わせて企画。同館の収蔵品を中心に、高岡ゆかりの作家26人の27点を展示した。幕末・明治から平成まで各時代の代表作品が並び、高岡の工芸の歴史と技、芸術性を紹介する。

 2代横山彌左衛門が1877(明治10)年に制作した金工作品「武人文大香炉」は、現在では再現不可能なほどの高い技術による華麗な装飾が魅力。明治期の漆芸作品「山水花鳥図茶棚」は、勇助塗の技法を生み出した初代石井勇助の作で、漆の上に金箔を貼る「箔絵(はくえ)」などの技が駆使されている。

 この日は、同市野村小学校の5年生108人が、伝統工芸を体験する「ものづくり・デザイン科」の授業の一環で同展を鑑賞した。

 13日に金工、14日に漆芸をテーマにした学芸員による講座が開かれる。両日とも午後2時からで、聴講無料。

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