須坂市亀倉の「楠わいなりー」が4月に販売を始めたスパークリングワイン「吉祥ブラン・ド・ブラン」が、フランスで4月6日に開かれた国際コンクール「第11回フェミナリーズ世界ワインコンクール」で銀賞を受賞した。コンクールの日本の事務局、フェミナリーズ日本広報大使事務局(東京)によると、県内では唯一の入賞だという。
事務局によると、女性のワイン消費者が多いことに注目し、コンクールの審査員は全て女性が務めている。今回は世界各国から約4500点のワインが出品され、23カ国の計約850人が審査。日本からは12社の計30品が出品され、楠わいなりーを含む7社の計10品が入賞したという。
吉祥は、瓶詰めした白ワインに酵母と糖分を加え、瓶内で2次発酵させて泡立たせた後、さらに2年かけて熟成。香りが複雑で、泡が細かいのが特徴だという。2010年創業の同ワイナリーが国際コンクールで入賞したのは初めて。楠茂幸社長(59)は「品質に自信が持てた。これからも高品質なワインを造り続けたい」と喜んでいた。
吉祥は750ミリリットルで4320円(税込)。問い合わせは楠わいなりー(電話026・214・8568)へ。