大きな音を響かせ豪快にぶつかり合う山車=高岡市伏木湊町

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「かっちゃ」威勢良く 高岡・伏木曳山祭

北日本新聞(2017年5月16日)

 「けんか山」で知られる高岡市の無形民俗文化財「伏木曳山(ひきやま)祭」が15日、伏木地区中心部で行われた。夜には提灯(ちょうちん)山車を激しくぶつける祭りの目玉「かっちゃ」があり、町は熱気に包まれた。

 本町広場と法輪寺前の会場に提灯約360個をともした山車6基が登場。曳き子らが「イヤサー、イヤサー」と威勢良く声をかけ、2基ずつ何度もぶつけ合った。「バーン」という音とともに提灯が激しく揺れ、見物客から歓声が上がった。周辺はごった返し、間近で見られる桟敷席はほぼ満席だった。

 日中は花山車で、2年前に復元された十七軒町を加えて、7基が曳き回された。本町広場で行われた出発式では、塩谷雄一同祭実行委員会長があいさつし、高橋正樹市長が祝辞を述べた。高有健二総々代が出発を宣言し、一番山車の本町から順に奉曳(ほうびき)を行った。

 江戸時代後期から続く伏木神社の春の祭礼。

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