青空の下、昼神温泉郷を散策する利用者たち

青空の下、昼神温泉郷を散策する利用者たち

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昼神温泉、リハビリの旅 高齢者ら来訪、やる気に

信濃毎日新聞(2017年5月20日)

 病気やけがで障害を負った高齢者やその家族ら21人が、20日まで2泊3日の日程で、阿智村昼神温泉郷に「リハビリテーション旅行」で訪れている。訪問看護事業などを手掛ける「リハビリ推進センター」(東京都)が年2回、静岡県東伊豆町の稲取温泉と昼神温泉への旅行を企画。旅行を楽しむだけでなく、普段のリハビリのやる気を高めてもらう効果もあるという。

 19日は昼神温泉郷に関するクイズラリーに挑戦しながら、阿智川周辺を散策。参加者たちは、タンポポの綿毛が舞う中、目の前に広がる新緑を眺め「きれいだね」と笑顔。記念写真を撮ったり足湯に入ったりして旅を満喫した。

 都内の石毛久男さん(68)は7年前に全身の筋力が低下するギランバレー症候群を発症し、寝返りが打てないほどまでに体が動かなくなった。以前から好きだった旅にまた行きたいと、リハビリに意欲的に取り組み、ゆっくりとなら歩けるようになった。

 毎回参加するリハビリ旅行をきっかけに、夫婦2人で箱根などを訪れるようにもなった。「旅行を目標にリハビリを頑張れる」と話した。

 昼神温泉で旅館を営む伊壷弘一さん(64)が6、7年前、既に稲取温泉で行われていたリハビリ旅行を知り、昼神温泉での受け入れを検討。当初、バリアフリーの旅館は少なく難しいと思われたが、リハビリ推進センターの担当者から「障壁があった方が、それを乗り越えるためにリハビリを頑張ることができる」と聞き、2013年から受け入れ始めた。伊壷さんは「昼神温泉がリハビリ旅行の発展の地になればいい」と話した。

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