「鉄道友の会」のローレル賞を獲得したえちごトキめき鉄道の雪月花

「鉄道友の会」のローレル賞を獲得したえちごトキめき鉄道の雪月花

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「鉄道友の会」選出ローレル賞 トキ鉄「雪月花」が獲得

新潟日報(2017年5月26日)

 全国の鉄道ファンでつくる「鉄道友の会」は、優秀車両に贈る今年の「ローレル賞」に、えちごトキめき鉄道(上越市)のリゾート列車「雪月花(ET122系1000番代)」と、JR東日本グループの総合車両製作所新津事業所(新潟市秋葉区)で製造され東京の山手線を走る「E235系」を選んだ。

 鉄道友の会は毎年、技術や企画、デザインなど総合的な観点から優れた車両を選出し、最優秀賞にブルーリボン賞、優秀賞にローレル賞を贈っている。

 新潟県に関係する車両では、北陸新幹線のE7系・W7系が2015年のブルーリボン賞を獲得しているが、トキめき鉄道のような第三セクターでは県内初。

 今回は16年に営業運転を始めた車両を中心に41車両から選定。雪月花は、天井付近まで広がる大きな窓や照明設備、県産資材の活用などで「日本海や妙高山など沿線の観光資源を最大限に取り込むべく、高いレベルの開発コンセプトを具現化した」と評価された。

 山手線で運行しているE235系は、ドアに挟まれた物を引き抜きやすいなど安全・安定輸送につながる特徴があり、「今後の首都圏の快適な輸送サービスを担う存在」と称賛された。

 受賞の知らせにトキめき鉄道は「目の肥えた鉄道ファンから評価されてうれしい。今後の励みになる」とし、総合車両製作所は「毎年この賞を気に掛けていただけに、受賞は誇らしい」と喜んでいた。

 ブルーリボン賞には蓄電池を搭載して架線がない区間も走行できるJR九州のBEC819系が、ローレル賞には安全性や車内の快適性などを高めた静岡鉄道のA3000形も選ばれた。

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