大山観光開発(富山市原・大山)は8日、不具合で運休している立山山麓スキー場らいちょうバレーエリア(同市本宮・同)のゴンドラリフトの代替手段として、極楽坂エリア(同市原・同)のリフト2基を稼働すると発表した。これに伴い、営業を休止している大型遊具「ジップライン・アドベンチャー立山」は9月2日からの営業再開を見込む。
同社によると、運用から40年が経過したゴンドラリフトは3月に不具合が見つかり、運行再開まで最短2年はかかるとみられている。このためジップラインの利用者ら向けに、極楽坂エリアのビスタクワッドリフト(長さ1468メートル)と第3ペアリフト(同527メートル)を活用する。リフトはグリーンシーズンの利用を想定しておらず、安全対策などの改修を行う。
利用者はリフト2基を乗り継いだ後、約500メートル歩くとジップライン乗り場に着く。ビスタクワッドリフトは7月22日、第3ペアリフトは9月2日の営業開始を予定。リフト料金は2基のリフトを乗り継ぐ山頂往復が1200円(大人)、ジップラインは3500円(同)。