彫刻など18点の作品が並ぶ「弥彦・野外アート展」=17日、弥彦村弥彦

彫刻など18点の作品が並ぶ「弥彦・野外アート展」=17日、弥彦村弥彦

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自然×アート秋の弥彦演出 県内作家ら18作品29日まで

新潟日報(2017年10月19日)

 自然豊かな野外会場に設置された彫刻などの作品を楽しむイベント「弥彦・野外アート展」が29日まで、弥彦村の弥彦総合文化会館周辺で行われている。新潟県内などで活動する作家18人が1点ずつ作品を出品し、秋の色深まる弥彦の木々とともに会場に彩りを与えている。

 イベントに参加する作家でつくる実行委員会が主催し、ことしで9回目。20年ほど前から弥彦村にアトリエを構えている彫刻家霜鳥健二さん(62)=燕市寿町=が、十日町市などを舞台とした2000年の「大地の芸術祭」で共演した作家に「弥彦でも同じような催しをしよう」と声を掛けたのがきっかけ。01年から隔年で行っている。

 オブジェの制作など現代芸術に取り組む作家が多く参加している。霜鳥さんによると、例年訪れた客からは「自然の中を散策しながら個性豊かな作品を鑑賞できる」と評判だという。

 会場の文化会館周辺は小高い丘の上にある。「弥彦の空に向かって表現しよう」との決意を込め、副題を「弥彦の空へ」とした。

 イベント期間中は、文化会館へと続く160段ほどの階段や、弥彦の丘美術館隣の城山森林公園が「ギャラリー」に様変わり。耐久性があり、自然と調和する作品を条件に、作家が自らの世界観を表現した。地面に鏡を置いて水たまりを表現した作品や、カゲロウの羽根をモチーフにした3メートルほどのオブジェなどが並んでいる。

 「作品自体はもちろん、外の環境も使ってメッセージを伝えられるのが野外展示の面白さ」と霜鳥さん。「周辺の景色とともに作品を鑑賞し、作家が込めたメッセージを味わってみてほしい」と話した。

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