閉館を控えた十日町シネマパラダイスの映写室。岡元豪平副館長は「これまで来てくれたお客様に、お礼を言いたい気分です」=20日、十日町市本町6

閉館を控えた十日町シネマパラダイスの映写室。岡元豪平副館長は「これまで来てくれたお客様に、お礼を言いたい気分です」=20日、十日町市本町6

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3月閉館・十日町シネマパラダイス無料上映など24日から

新潟日報(2018年2月23日)

 3月11日に閉館する十日町市本町6の映画館「十日町シネマパラダイス」は、24日から閉館に向けた企画を開く。上映作品を手掛けた監督らが駆けつける舞台あいさつや無料上映会など、閉館当日まで十日町の映画文化の灯をともす。

 同館は2007年、地元の織物加工会社副社長を務めていた岡元真弓館長(73)が私財を投じて開館。独立系の作品を上映するなど、市外からも映画ファンの支持を集めてきた。しかし、観客数の伸び悩みや、岡元館長が体調を崩したことなどから、惜しまれつつ閉館を決めた。

 24日からは、再上映の要望の多かった、十日町市の少女が夢の獣医師になるまでの26年間を追ったドキュメンタリー「夢は牛のお医者さん」を上映。25日には時田美昭監督や音楽を手掛けた本宮宏美さんが来館し、舞台あいさつとミニライブが行われる。

 3月3日からは、岡元館長の次男で映画監督の雄作さん(38)が手掛けた映画で、母子の復讐(ふくしゅう)や親子愛を描く「きみはなにも悪くないよ」や、「Music Of My Life」などを上映。初日に雄作さんが来館し舞台あいさつする。

 最終日の11日は、同館の名前の由来となったイタリア映画の名作「ニュー・シネマ・パラダイス」を無料で上映する予定だ。

 同館の副館長を務める岡元館長の長男の豪平さん(40)によると、閉館発表後、電話や手紙で閉館を惜しむ声が寄せられている中、十日町の映画文化を残していこうという声も上がっているという。「どんな形でも、何とか映画文化を残したい」と胸中を明かす。

 岡元館長は「地元の方だけではなく遠方からも大勢の方に訪れていただいた。シネマパラダイスを愛し、応援していただき、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントを寄せた。

 上映作品やスケジュール、料金などの問い合わせは同館、025(752)7505。

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