職人にかつらを合わせてもらう「まるおか子供歌舞伎」の出演者たち=12月27日、福井県坂井市の市磯部コミュニティセンター

職人にかつらを合わせてもらう「まるおか子供歌舞伎」の出演者たち=12月27日、福井県坂井市の市磯部コミュニティセンター

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「まるおか子供歌舞伎」本番へかつら合わせ 3年ぶり公演に"豆役者"張り切り

福井新聞(2022年12月28日)

 3月25日に福井県坂井市で公演がある「まるおか子供歌舞伎」に向けたかつら合わせが12月27日、同市磯部コミュニティセンターで行われた。役者の児童生徒ら6人は、自分に合ったかつらを職人に見繕ってもらい、本番に向けて気を引き締めていた。

 大阪市から、かつらや衣装の職人4人が訪れた。頭に下地羽二重を巻くと、台座の金型を頭にあてがい、形や大きさに合うかつらを選んでいた。

 今回の演目は「新かぐや姫」。父・月の帝から罰を受けてウサギに変えられたかぐや姫が、追放された下界で旅の僧侶やサル、キツネとともに暮らし、父に認めてもらい月に還るまでの物語。今昔物語集の説話から構想を得て、演出家の水口一夫さん(大阪市)が脚色した。

 サルを演じる初出演の福澤紗知ちゃん(高椋小2年)は「(かつら合わせは)初めてで緊張した。本番でうまくセリフを言えるように稽古したい」と張り切っていた。

 同子供歌舞伎は、同市の公益財団法人・丸岡文化財団が主催、コロナ禍で3年ぶりの公演となる。

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