4年ぶりの大会をPRする県車椅子バスケットボールクラブと魚津ライオンズクラブのメンバー

4年ぶりの大会をPRする県車椅子バスケットボールクラブと魚津ライオンズクラブのメンバー

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車いすバスケ観戦を 魚津で25、26日全国大会

北日本新聞(2023年3月11日)

 全国のチームが熱戦を繰り広げる「あいの風車椅子バスケットボール競技大会」が25、26の両日、富山県魚津市のありそドームで4年ぶりに開かれる。県車椅子バスケットボールクラブ所属で、東京パラリンピック銀メダルの宮島徹也(砺波市)、岩井孝義(魚津市)の2選手も参戦する。岩井選手は「県内ではパラ後初めての試合になる。観戦を通じて競技の楽しさ、迫力を体感してほしい」とPRしている。

 大会は県車椅子バスケットボールクラブが主催。全国身体障害者スポーツ大会(きらりんぴっく富山)を翌年に控えた1999年に初開催して以降、全国の仲間を魚津市に集めて毎年実施してきた。

 コロナ禍に見舞われた2020年から中止が続いたが、4年ぶりに開催。今大会には北信越や関東などの9チームが参加する。安田武志監督は「魚津に来るのを心待ちにする選手も多く、大会ができる喜びが大きい」と話す。

 宮島選手と岩井選手が県内でプレーを披露するのはパラ後初となる。メダル獲得で関心が高まったものの、長引くコロナ禍で思うようなPR活動ができなかっただけに、岩井選手は「生観戦できる機会なので、目まぐるしく攻守が切り替わるスピードや車いすがぶつかる迫力を肌で感じてもらいたい」と呼びかける。

 大会には魚津ライオンズクラブ(熊本新一会長)が協力しており、今回も会員約30人が運営を支える。例年人気の県産食材を使ったみそ汁も提供する。

 25日は午後1時40分、26日は午前9時から競技を開始する。観戦無料で、26日正午ごろから車いすバスケの体験会を開く。問い合わせは事務局、電話090(2122)7109。北日本新聞社共催。

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