一般公開が始まった愛山荘の本館=31日、福井県越前市若竹町

一般公開が始まった愛山荘の本館=31日、福井県越前市若竹町

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邸宅「愛山荘」の建築美再び 数寄屋風書院を修復し公開

福井新聞(2015年4月1日)

 福井県越前市若竹町にある数寄屋風書院の邸宅「愛山荘」の一般公開が31日、始まった。幅広い年齢層の市民が訪れ、日本建築の伝統美や見ごろを迎えた庭園の梅を楽しんだ。

 愛山荘は地元の名士が1916(大正5)年に造った。老朽化が進んでいたが、同市観光協会長を務める小野谷機工の三村義雄社主が購入し、約1年かけて修復。この日の一般公開を迎えた。

 初日は午前中から友人同士や親子連れらが訪れた。景観を楽しむために建てられた別邸ということもあり、随所に贅(ぜい)が尽くされている。離れの前室の天井にある「追い回し」と呼ばれるデザインや、精巧な彫刻が施された座敷の欄間など見どころも多く、来場者は足を止めて見入っていた。

 愛山荘は敷地面積約5500平方メートル。広大な回遊式の庭園には、約50本の梅が見ごろを迎えている。伝統美を感じさせる茶室や重厚な蔵もあり、好天の中、散策を楽しむ姿が見られた。

 午前中に訪れた同市の辻本美代子さん(65)は「とても立派な邸宅で、座敷の欄間が印象的だった。昔の物が消えていく中、地元にある貴重な建物が残ったのは良かった」と話していた。

 期間限定のライトアップも計画しており、三村社主は「越前市の観光の目玉にしていきたい」と抱負を話していた。

 開館時間は午前10時~午後4時。入館料は飲み物、お菓子付きで千円。不定休。問い合わせは愛山荘=電話0778(23)5011。

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