福井新聞(2024年4月22日)
3日15日にオープン。福井県南越前町の「今庄宿(いまじょうしゅく)」にある一棟貸しの古民家宿「sou's minka Luru 流留(ソウズ ミンカ ルル)(@sous_minka_luru)」さんをご紹介します。
「今庄宿」は江戸時代に宿場町として栄え、現在も伝統的な建物が並んでいて、まるでタイムスリップしたような感覚に。その町並みにある「sou's minka Luru 流留」さんは、「流れるまちを見つめる時 留まる時間を想う場所」をコンセプトに、築90年の木造建物をリノベーションされ、福井の伝統工芸品に包まれた古民家宿に変化されました。
玄関を入ると土間が奥へ奥へと続き、奥行きのある間取りにワクワクします。天井は高く吹き抜けになっていて立派な梁に迫力があります。古民家の古き良きを活かしながらも新しさを兼ね備えた趣のあるオシャレな空間でした。
1階にはキッチン、ダイニング、リビング、洗面所、お風呂、中庭などがあり、2階には寝室、フリースペースがありました。キッチンにはフライパンやお鍋、越前打刃物の包丁など様々なキッチンツールが備えられており、お料理をすることもできます。
ダイニングには、食器棚があり、こちらも越前漆器、越前焼などを始め、こだわり抜かれた食器類がズラリと並んでいました。他にも越前和紙や笏谷石(しゃくだにいし)など至るところに福井の伝統工芸品が使用されています。
こちらの宿にはテレビが無い事も特徴で、ゆっくりとした非日常な空間を過ごすことができます。私たちはテレビが無いことに気づかないほど、空間に楽しみながらくつろいでいました。
そして、なんとも風情のあるお風呂場へ。外には坪庭が見え、珍しい土蔵の浴室は、和を感じる素敵な空間でした。アメニティもとても充実していて、足袋靴下やコスメブランドのスキンケアセットなどもあり、1人ずつカゴの中に用意されていてこれは嬉しい。
2階には寝室が2つありました。片方の寝室の壁は雰囲気のある土壁になっていて、リノベーション前からあった土壁をそのまま活かしているそうです。ベッドでは、良質な天然素材を使用されているフカフカのお布団で、心地良い睡眠がとれました。
食事については、宿内だけでは無く江戸時代から続く町並みを歩いていただきたいとの想いから、夕食は徒歩5分ほどの近隣の料理旅館でいただくことができます。
朝食は町内産コシヒカリのお米、甘露梅肉、永平寺御用達 米五のみそのフリーズドライが用意されていて、自由に料理を楽しめます。私たちは宿泊のチェックイン前に朝食の材料を準備していました。朝食のおかずなどは事前に準備しておくのがおすすめです。
朝食の後に、用意されていたお米を土鍋で炊いて梅肉と一緒にいただきました。とっても美味しくいただき、おなかいっぱいで身も心も満たされました。
福井の伝統を感じながら、至るところにおもてなしが施されていて、贅沢でゆっくりとした空間を過ごすことができました。ぜひ、記念日や大切な方達へのプレゼント、女子会など様々なシーンで利用されてみてはいかがでしょうか。
< 施設情報>
・予約方法: 楽天バケーションステイ、じゃらん、Airbnb、一休
(@sous_minka_luruのプロフィール内リンクより)
・料金: 2名79,000円 ※1名~最大7名さままで(人数により料金が異なります。)
・チェックイン:16時~20時
・チェックアウト:10時
・駐車場: 2~5台
・HP: https://sous.jp/luru/
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