開店に向けスタッフと打ち合わせをする新谷梨恵子さん(左)=14日、小千谷市

開店に向けスタッフと打ち合わせをする新谷梨恵子さん(左)=14日、小千谷市

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おいしい小千谷を発信 カフェ、11月オープン 地元農産加工品を販売 サツマイモのスイーツ中心

新潟日報(2015年10月16日)

 サツマイモのスイーツなど、小千谷市で生産された農産物の加工食品を販売するカフェが11月、同市桜町に開店する。加工食品を通じて地元の農業をPRし、にぎわいづくりや地域活性化を目指す。関係者は「食べ物がおいしい小千谷を発信し、市外からの来客を呼び込みたい」と意気込んでいる。

 農産物の生産から加工まで手掛ける「農園ビギン」(小千谷市)で製造や販売を担当していた新谷梨恵子さん(37)が独立。新たに「さつまいも農カフェきらら」を出店する。

 提供するのはプリンやスイートポテト、まんじゅう、焼き芋のソフトクリームなど、サツマイモのスイーツが中心。市内ラーメン店のチャーシューを使ったちまきも販売する。オレンジ色のサツマイモ「ベニキララ」など、地元の食材で新たなスイーツや総菜を開発し、新商品を増やす。

 店舗は、関越自動車道小千谷インターチェンジ近くの元飲食店。コーヒーや紅茶を飲みながら購入した食品を食べられるスペースを40席ほど設ける。旬の野菜や加工食品を試食してもらうイベントや農産物の直売も計画している。

 新谷さんは「あまり知られていない食材でも、加工食品にして食べてもらえれば、おいしさを分かってもらえる。若い人が農業に関心を持つきっかけにもしたい」と話している。

 開店は11月中旬の予定。問い合わせはさつまいも農カフェきらら、0258(94)5995。

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