3連休最終日に家族連れや若者らでにぎわう関川村のわかぶな高原スキー場=11日

3連休最終日に家族連れや若者らでにぎわう関川村のわかぶな高原スキー場=11日

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下越のスキー場も滑走可能に 待望の雪ようやく

新潟日報(2016年1月12日)

 県内は11日、山沿いを中心にまとまった雪が降った。雪不足のためオープンが延期になっていた下越のスキー場にとっては恵みの雪。待ちに待った白銀に、関係者もスキーヤーも「ようやく」と声が弾む。

 関川村のわかぶな高原スキー場は、昨シーズンと比べ、約3週間遅れてのオープンとなった。10日午後から全面滑走可能になり、11日は朝から家族連れらでにぎわい、リフト乗り場には行列ができた。

 毎年シーズン券を買っているという新潟市北区の会社員、佐久間秀穂さん(64)は「ここのコースが好きなので待ちに待っていた。ようやく楽しめる」と喜んだ。

 連休中の降雪でスキー場内は平均85センチの積雪に達した。担当者は「雪の心配はなくなったので、これからどんどん盛り上がってほしい」と、今後の集客に期待する。

 年末にオープンしたものの、雪不足で閉鎖を余儀なくされていたニノックススノーパーク(新発田市)も10日に再開にこぎ着けた。3連休最終日の11日には前年並みの約千人が来場。この日は夕方までに山麓で新たに20~30センチの積雪があり、パウダースノーを楽しむ人々の姿が見られた。

 運営会社の田村佳秋・新潟エリアマネージャー(44)は、「10日朝にはゲレンデの一部に草木が出ていたが(11日の雪で)コンディションは劇的に改善した。当面は雪不足で営業できなくなることはなさそう」と安堵(あんど)した様子だった。

 一方、胎内スキー場(胎内市)は積雪量が少ない場所があり、オープンできていない。ただ、11日の降雪によって、山麓で20センチと積雪は倍増した。坂上誠支配人(59)は「今週は雪の予報が続いているので期待したい。何とか次の週末にオープンさせたい」と語った。

 新潟地方気象台によると、12日午前9時までに予想される24時間降雪量は多いところで、下越の山沿い30センチ、中越の山沿い20センチ、上越の山沿いと中越の平野部15センチ、上越と下越の平野部10センチ。12日以降も山沿いを中心に雪が降るとみられる。

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