公演本番へ向け、出演者らがめりはりのある動きを見せ練習に励んでいた(佐渡市片野尾)

公演本番へ向け、出演者らがめりはりのある動きを見せ練習に励んでいた(佐渡市片野尾)

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「片野尾歌舞伎」 2年ぶり大舞台へ熱 17日本番に向け稽古

新潟日報(2016年4月13日)

 佐渡で唯一、歌舞伎が伝承されている片野尾地区で17日、「片野尾歌舞伎」の公演が2年ぶりに開かれる。芸能を好む住民たちが100年ほど前から守ってきた伝統で、関係者は「農村での本格的な歌舞伎を楽しんでほしい」と本番に向け練習に励んでいる。

 片野尾の歌舞伎は明治時代、旅回りの役者から伝わった。何度かの中断を経て、1978年、住民が保存会を結成。隔年の公演を行う形で継承されてきた。役者、衣装、化粧、道具などすべてが住民たちの手づくりで、公演は19回目になる。

 今回は歌舞伎の人気演目「一谷(いちのたに)嫩(ふたば)軍記 熊谷陣屋」を演じる。忠義のためわが子を犠牲にした、武士の悲劇の物語だ。1月から練習を始めており、通し稽古では役者が迫力のある大声で見えを切っていた。演出役の先輩が「動きをもっとゆっくり」「泣く演技をして」などと細かく注意した。

 主人公の武士熊谷直実を演じる藤岡憲介さん(42)は「歌舞伎は子どものころから10回くらい出ているが、主人公の気持ちになってせりふを言うのが難しい。今回の演目は見どころが多く、ぜひ多くの人に見てほしい」と話していた。

 当日は片野尾ふるさと館で午後1時30分開演。入場無料。問い合わせは三国屋陽一さん、0259(29)2029。

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