天神人形34体と随臣がずらり並ぶ「武生天神アセンブル」=22日、越前市蓬莱町のまちなかプラザ

天神人形34体と随臣がずらり並ぶ「武生天神アセンブル」=22日、越前市蓬莱町のまちなかプラザ

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厳か木彫りの天神様 越前市で展示

福井新聞(2016年4月23日)

 旧武生市(越前市)に伝わる天神人形を集めた「武生天神アセンブル」が22日、同市のまちなかプラザで始まった。市民から提供された、木彫りを中心とした天神人形34体と随臣が所狭しと並んでいる。5月15日まで。

 越前市観光協会が主催。アセンブルは集める、組み立てるなどの意味がある。地域文化の一つである天神人形を集めて飾り、新しいまちなか観光の組み立てを図ろうと昨年に続き開いた。

 旧武生市では長男が誕生すると、初節句の祝いとして妻の実家が天神人形を贈る独特の風習があった。起源は越前府中を治めた前田利家にあるとされる。

 現在は飾っていない家も多く、同協会が寄付を募ったところ、およそ80軒もの家から提供の申し出があった。

 天神人形は黒い衣をまとっており、足の部分の装束や台座には細やかな彩色が施されている。展示されている中で最も大きいものは、台座を含め高さ約1・3メートル、幅約1メートル。90年以上前に作られたものもある。

 ずらり並んだ人形を見つけ会場に入ってくる人も多く、「懐かしいね」とつぶやくお年寄りもいた。

 同プラザに加え、周辺の商店や公共施設20カ所余りでも天神人形を展示している。同協会は一連の展示をまち歩きにつなげようと、クーポン企画を開催。同プラザを訪れた人に、周辺の13店舗・施設で利用できるクーポンを贈っている。

 同協会の中桐充彦参事は「地域文化を再発見する機会になれば。天神さんが見守る、歴史ある街並みをのんびりと歩いてほしい」と話している。同プラザの開館時間は午前10時~午後6時。期間中無休。

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