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レトロ博物館が存続ピンチ 昭和のアニメなど6万点

新潟日報(2016年9月10日)

 アニメの原画や怪獣のフィギュア、レコードなど昭和を感じさせるレトロなコレクション約6万点を所蔵する魚沼市青島の博物館「エリア878魚沼博物館」が存続の危機に陥っている。建物が老朽化したため10月末で公開をやめるが、新たな展示場所がまだ見つかっていない。館長(55)は「多くの人に楽しんでもらえてこそコレクションが生きる。魚沼市内で展示スペースを提供してほしい」と呼び掛けている。

 同館は、館長所有の木造2階建ての一軒家を利用し、2011年4月にオープン。館長が子どものころから集めたレコードをはじめ、ジャンルにこだわらず展示している。中にはアニメ「サザエさん」で実際に使われた台本などの"お宝"も。展示物は実際に手にとって遊んだりできることから、口コミやネットで話題となり、県内外から多くの人が訪れている。

 ブリキおもちゃコレクターの北原照久さんら著名人も来訪。「お笑いタレントのなべやかんさんは、プロ野球カードやスポーツ雑誌が飾ってある部屋に2時間もこもっていた」(館長)と振り返る。

 開館後も所蔵品は増え続け、台所や屋根裏にも置いているが手狭となった。ブラウン管テレビやミシンなど重い展示物もあり、築45年を超え老朽化が進む建物では不安があることから、いったん閉館することにした。

 次の展示スペースが見つからないため、コレクションはとりあえず工務店を営む市内の実家で保管。一部は市内の温泉施設や図書館などに貸し出し、期間限定の企画展を開く予定だ。

 館長は「レトロ文化の灯を消したくない。全国から人を呼び込めるコレクションでもあり、魚沼市の観光入り込み客増加にも寄与できると思う」と展示スペース探しを続ける。また、これまでは仕事が休みの日だけしか開館できなかったため「新たな場所が見つかれば、専属の案内人を雇い常時オープンできる環境を作りたい」と話している。

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