地域活性化に向けオープンする農家民宿「へんどん」=小千谷市岩沢

地域活性化に向けオープンする農家民宿「へんどん」=小千谷市岩沢

新潟県 長岡・寺泊・柏崎 アウトドア・レジャー

農家の魅力泊まって満喫 小千谷・岩沢27日民宿オープン

新潟日報(2017年4月26日)

 小千谷市岩沢地区に27日、農家民宿「へんどん」がオープンする。地元の農産物を使った郷土料理のほか、豊かな自然を生かして農作業など体験活動の場を提供し、交流人口の拡大を目指す。関係者は「過疎化が進む地域を元気にしたい」と意気込んでいる。

 農家民宿は、まちおこし団体「岩沢アチコタネーゼ」が運営する。関口貞幸代表(47)の実家で、築70年ほどの木造2階建てに宿泊室などを整備した。「へんどん」は関口さんの屋号から名付けた。

 宿泊室は2部屋。このうち2人部屋は首都大学東京の学生がデザインした。カップルらがくつろげるモダンな空間をイメージした。団体客向けの8人部屋も設けた。

 食事は地元の主婦が腕をふるい、ゼンマイの煮物や野菜のてんぷら、岩沢産コシヒカリなどを提供する。

 宿泊客に岩沢の魅力を体験してもらう企画も計画している。イチゴ狩りや稲刈り、雪遊びなど四季のイベントに参加してもらい、リピーター獲得につなげる。

 岩沢地区では首都圏からの田植えツアーなどが開かれており、イベント参加者の宿泊にも活用する。

 スタッフの清野憂さん(43)は「岩沢はホタルや美しい星空など見どころが多い。地元の人と交流し、定期的に訪れるファンをつくりたい」と話した。

 1泊2食8100円。事前に予約する。問い合わせは岩沢アチコタネーゼ、0258(89)8220。

今月のお得な国内ツアー びゅう

長岡・寺泊・柏崎 ニュース