地層を覆う竹を刈って整備を進める住民有志=佐渡市沢根

地層を覆う竹を刈って整備を進める住民有志=佐渡市沢根

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沢根の貝立層見学しやすく 住民が整備、公開場所拡大

新潟日報(2017年6月13日)

 佐渡市の天然記念物「沢根の貝立層」を多くの人に見学してもらおうと、住民有志が、周辺の整備活動を行った。生い茂る竹などを伐採。絶滅種の貝の化石を含む地層が一目で分かるよう、公開場所を広げた。

 貝立層は約100万年前に堆積した地層で、1976年に旧佐和田町の天然記念物に指定された。市町村合併後の2004年からは佐渡市の天然記念物となっている。ホタテガイや絶滅種の軟体動物の化石が多く見られ、佐渡が深海から隆起した過程を示す貴重な証拠として、佐渡ジオパークのジオサイト(見どころ)の一角を成す。

 ただ地層の周辺は20年ほど前に地滑りに遭い、竹などが生い茂って市民の見学を阻んできた。住民有志でつくる「沢根貝立層をよみがえらせる会」は2年前、環境整備を開始。昨年11月に市民向けの公開を果たした。ことし3月には、佐渡市が案内看板を設置した。

 今回の作業は見学できる場所を拡大するため、会のメンバーら7人が4日に取り組んだ。のこぎりやチェーンソーで地層を覆う竹を取り除くと、周辺から大きなホタテガイの化石が多数見つかった。貝立層は今後、島内の小学校の総合学習や市民講座などで活用されるという。

 沢根貝立層をよみがえらせる会の安藤卓也会長(79)は「整備を進め、多くの人に来て、見てもらいたい。地域の宝を再確認できる」と話した。

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