縄文時代の食生活をイメージした軽食を楽しむ「縄文カフェ」が10月27日、長岡市関原町1の馬高縄文館に期間限定でオープンした。ドングリなどを使ったお菓子を販売し、利用客は縄文文化に親しんでいる。
カフェは長岡大4年の横田百合江さん(22)が発案し、若い世代が地域活性化のアイデアを競う同市のコンテストで昨年、最優秀賞を受賞した。官民でつくる「ながおか・若者・しごと機構」が運営することになった。
カフェでは岩塚製菓(長岡市)の協力で開発したドングリなどの粉末を混ぜた米菓や、同市の福祉施設「野いちご工房」が製造する火焰型土器の形をしたクッキーなどを提供している。
早速、家族連れらが訪れ、お菓子などを購入した。勾玉(まがたま)のネックレスなど縄文時代風の衣装を身に着けた店員が商品を手渡した。
同市南七日町の主婦(61)は「ドングリなど食べる機会が少ない食材を使ったメニューがあって面白い」と笑顔で話した。
カフェは11月3~5日も開く。午前11時~午後2時(5日のみ午前10時~午後3時)。