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キーンさんの原点実感 師ウエーリとの企画展 柏崎

新潟日報(2018年4月2日)

 日本文学研究者のドナルド・キーンさんと、師と仰ぐ故アーサー・ウエーリをテーマにした企画展が4月1日、柏崎市のドナルド・キーン・センター柏崎で始まった。ともに世界的な研究者の2人について、出会いや業績などが紹介されている。

 ウエーリは「源氏物語」の英訳で知られる、イギリスの東洋学者。その英訳本を読んだことが、キーンさんの日本文学研究のきっかけになったとされる。

 企画展では、ウエーリに憧れ、教えを受けたこともあるキーンさんとの関係をパネルで解説。源氏物語のほか、枕草子などウエーリが手掛けた英訳本も展示されている。

 またキーンさんは昨年6月、新潟県を舞台にした古浄瑠璃「越後国柏崎 弘知法印御伝記」公演のため訪英。この時、キーンさんがウエーリゆかりの地を回った様子を記録した写真も並んでいる。

 4月1日は、帝京大学の井原真理子准教授による解説や講演会も行われた。

 柏崎市田塚の会社員男性(44)は「キーンさんの原点を知れた気がする。キーンさんのほかウエーリさんらの研究で、日本文学が世界に知られるようになったと分かった」と話していた。

 企画展は8月12日まで。月、火曜休館。問い合わせは同センター、0257(28)5755。

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