和菓子で福井県鯖江市をPRしようと、同市本町2丁目の老舗菓子店「御菓子司 大黒屋」が眼鏡と市の花ツツジをかたどったまんじゅうを製作した。鯖江が誇る産業と花を甘くおいしく伝える。
全国から大勢の人が訪れる福井しあわせ元気国体・大会(全国障害者スポーツ大会)に合わせて企画。昨秋、もみじまんじゅうが有名な広島県の業者に、眼鏡とツツジをかたどる鉄板の製作を依頼した。
「つつじ饅頭(まんじゅう)」は以前同社で販売されていた菓子で、約30年ぶりに復活。5月のつつじまつりから売り出しており、「めがね焼」も今月9、10日に同市文化センター周辺で開かれる「めがねのまちさばえ感謝祭」で販売を開始する。
ツツジは粒あん、眼鏡にはこしあんが入っている。口にするともちっとした食感で、あんこの風味が広がる。パッケージには市から許可を受け、眼鏡やツツジのロゴをあしらった。
小石川浩司代表(45)は「万人受けする味。土産に利用してもらえたら」と話している。国体期間中はサンドーム福井でも販売する予定。