「松堂亭」のテープカットをする関係者=27日、福井県鯖江市西山公園

「松堂亭」のテープカットをする関係者=27日、福井県鯖江市西山公園

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西山公園に新休憩所 「松堂亭」鯖江の産業もPR

福井新聞(2019年4月28日)

 福井県鯖江市西山公園東側の嚮陽庭園で新築工事が進められていた休憩所「松堂亭(しょうどうてい)」が完成し4月27日、お披露目された。 内装や部材には、市の伝統産業品が使われ鯖江のものづくりの魅力が詰まった憩いの空間となっている。

 トイレや雨風がしのげる休憩所がほしいという市民らの要望を受け、昨春から工事が進められてきた。延べ床面積約65平方メートルの木造平屋建て。靴をぬいでくつろげる和室や多目的トイレなどを備える。
総事業費は5千万円。内装などには、市の伝統織物「石田縞(じま)」ののれんや、漆塗りの床、眼鏡素材の照明器具が使われている。「松堂亭」は、西山公園の前身の「嚮陽渓(きょうようけい)」を整備した鯖江藩第7代藩主、間部詮勝公の雅号「松堂」にちなんで名付けた。

現地で開かれた完成記念式典には、市や建築関係者ら約30人が出席。牧野百男市長が「西山公園には四季それぞれの魅力がある。 訪れた人に憩いの時間を提供する場として定着してほしい」とあいさつ。
牧野市長や佐々木勝久市会議長らがテープカットした。

松堂亭は午前9時~午後5時で、トイレは24時間利用できる。5月3日のつつじまつりでは近くの松堂庵(あん)で野だてがあり、松堂亭は待合室として利用される。

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