まち歩きで清水を飲む子どもら

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黒部市生地地区を電気バスで周遊 観光局がルートづくり

北日本新聞(2014年12月7日)

 黒部・宇奈月温泉観光局(川端康夫代表理事)は来年度から、黒部市生地(いくじ)地区の観光スポットを電気バスで巡るルートづくりに取り組む。地元以外にあまり知られていない、海辺ならではの風情や文化を発信。魚の駅「生地」に観光案内所を新設し、観光客のニーズにこたえるほか、山や川、里の魅力もPRする。

 生地地区では、海の幸を味わったり、買ったりできる魚の駅が黒部の代表的な観光スポットになっており、豊富にわき出る清水(しょうず)を巡る「まち歩き」も人気がある。周遊ルートづくりは、中心的なスポットに集中する人の流れを地区全体に広めるのが狙い。

 清水がわき出ている場所をはじめ、現役の沿岸灯台としては県内最古の生地鼻灯台、座禅・写経が体験できる前名寺天満宮などから立ち寄るスポットを検討。清水を使った水だんご、串に刺した魚を炭火の横に立ててあぶる「立て焼き」など食も紹介する。

 宇奈月温泉で運行されているような電気バスを活用し、歩くには困難な距離でも楽しめるルートを設定。北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅周辺でも電気バスを走らせる計画があり、宇奈月温泉での取り組みと合わせ、環境にやさしいまちづくりもアピールする。

 バスの発着点となる魚の駅には、新幹線開業を見据え観光案内所を設ける予定。宇奈月温泉の案内所や黒部宇奈月温泉駅に隣接する市地域観光ギャラリーに設置する案内所とも連携し、黒部全体の情報を発信する。

 同観光局の浜屋孝之専務理事は「黒部の海や漁師町の魅力を多彩にPRするルートをつくりたい」と話している。

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