中央新幹線工事安全祈願式であいさつするJR東海の山田佳臣会長=17日午後2時38分、JR品川駅

中央新幹線工事安全祈願式であいさつするJR東海の山田佳臣会長=17日午後2時38分、JR品川駅

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リニア着工、品川・名古屋駅で開始 27年開業へ、県内は15年度中に

信濃毎日新聞(2014年12月18日)

 JR東海は17日、リニア中央新幹線の工事安全祈願式をターミナル駅となる品川駅(東京)と名古屋駅の自社用地で開き、2027年の開業を目指して建設工事に着手した。10月の実施計画認可から2カ月。南アルプスを貫く山岳トンネルの建設、大量に出るトンネルの掘削残土の処理などの課題を抱えながら、大阪まで45年の開業を予定する総工費約9兆円の巨大プロジェクトの工事が始まった。

 JRは最初の作業として、東海道新幹線品川駅の直下に計画しているリニア駅を掘削するための工事ヤード(作業場)造りを進める。長野県内では年明けからルートの中心線測量を行い、15年度の中ごろに下伊那郡大鹿村でトンネル工事に着手する予定。

 リニア中央新幹線の県内路線は約53キロ。東から西へ、下伊那郡大鹿村、豊丘村、喬木村、飯田市、阿智村、木曽郡南木曽町の6市町村を通過する。飯田市上郷飯沼・座光寺に造られる県内駅からは、品川まで40分程度、名古屋まで25分程度で結ぶ。

 17日は神事の後、地元関係者らにJRの山田佳臣会長があいさつした。13年間の工期を念頭に「息の長いプロジェクト。世代を超えて円滑に、無事に引き継いでいって成就する大事業だ」と説明。「工事と働いている人の安全、周囲の環境保全をしっかり守りながらやっていきたい」と話した。

 名古屋駅の工事安全祈願式には、柘植康英社長ら同社と地元の代表ら計20人が出席。柘植社長はあいさつで「全線の工事の安全を祈願し、安全な工事の遂行を誓うという決意を込めて式を行う。いよいよ建設の段階に入り、大変重い責任を感じる」と述べた。

 同社によると、名古屋駅では年度内に中心線測量などを行い、来年秋以降、本格的な土木工事に入る見通しだ。

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