福井県小浜市の同市食文化館で2日、若狭地方の一部で食べられている黒砂糖入りの雑煮が振る舞われた。来館者は一風変わった雑煮に舌鼓を打った。
市食生活改善推進員でつくる「グループマーメイド」の恒例行事。かつおだしに五徳みそを溶かし、ゆでた丸もちを加え、その上から黒砂糖を振りかけて食べる雑煮を50食用意した。
香川県から家族連れで訪れた間島健さん(43)は「砂糖を振りかけたり、具がまったくないことに驚いた。地域性が表れていておもしろいですね」と話していた。同館では6日に七草がゆ、12日にあずきがゆの振る舞いもある。