福井県敦賀市原にある古刹(こさつ)、西福寺の境内で淡い黄緑色の八重桜「ウコンザクラ(鬱金桜)」が参拝客の目を楽しませている。
同寺とゆかりの深い2代目福井藩主、松平忠直が福井城にあったものを移植したと伝わり、現在は3代目とされる。咲き始めは黄緑色、時間がたつとピンク色に変わる。
4月10日に開花し、13日頃から見頃を迎えている。16日は満開に咲き誇り、ピンクに色づき始めた花と黄緑の花がグラデーションを描いていた。
毎年見に来ているという市内の70代女性は「見頃と知って急いで見に来た。淡い色がきれいで癒やされる」とカメラに収めていた。寺務所によると、今週いっぱい満開を楽しめるという。