【貴賓室】豪華なじゅうたんや布張り、いすは見つかった資料から忠実に復元

【貴賓室】豪華なじゅうたんや布張り、いすは見つかった資料から忠実に復元

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昭和の港町繁栄映す 敦賀市立博物館(旧大和田銀行本店)

福井新聞(2015年3月23日)

 福井県敦賀市相生町の県指定有形文化財、敦賀市立博物館(旧大和田銀行本店)の修復が終わった。昭和初期の港町敦賀の繁栄を、今に伝える重厚な洋風建築。2年超の月日と5億円の費用をかけ、建物自体が貴重な展示物としてよみがえった。後付けの壁が設置されていた1階は、大理石のカウンターと真ちゅう製の柵で銀行時代のロビーを忠実に再現。目玉の一つ、2階貴賓室は、修復の過程で見つかった豪華なじゅうたんや、壁の布張りを基に、華やかなしつらえを施した。3階はステージを備えた公会堂。当時の銀行としては珍しく多彩な催しが開催され大勢の市民でにぎわったといい、7月の再オープン後も、博物館の行事などに活用されることになっている。

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