上杉謙信ゆかりの地にようこそ-。上越市などでつくる「新幹線まちづくり推進上越広域連携会議」は24日、北陸新幹線の上越妙高駅で、首都圏からの団体ツアー客約100人を出迎えた。謙信らに扮(ふん)した越後上越上杉おもてなし武将隊が「えいえいおー」と勝ちどきを上げて歓迎すると、ツアー客も一緒に拳を突き上げ喜んだ。
ツアーは1泊2日で、東京のラジオ局が主催。連携会議の出迎えは、上越地方ならではのおもてなしをしようと企画した。
上越妙高駅に降り立ったツアー客は、手を振って出迎えた連携会議関係者ら約20人を目にすると、満面の笑みを浮かべた。おもてなし武将隊のパフォーマンスに合わせて元気に拳を突き上げ、気勢を上げた。
友人と参加した埼玉県和光市の主婦白川愛子さん(64)は「すてきなおもてなしを受けてうれしい。温泉や料理を味わうのが楽しみ」と話した。
一行は市内で、謙信が勝利を願って振る舞ったと伝えられる料理を再現した「謙信公のかちどき飯」を食べた後、上越文化会館で行われたラジオ番組の公開生放送を楽しんだ。バスで糸魚川市に移動し、糸魚川温泉に宿泊した。
25日は柏崎市の酒蔵や長岡市の摂田屋地区などを散策し、JR長岡駅から上越新幹線で帰途に就く。