8年ぶりに明日在住者がそろい、優美な稚児舞を披露する小中学生=黒部市宇奈月町明日の法福寺

8年ぶりに明日在住者がそろい、優美な稚児舞を披露する小中学生=黒部市宇奈月町明日の法福寺

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優美に明日の稚児舞 宇奈月・法福寺で奉納

北日本新聞(2015年4月20日)

 国指定重要無形民俗文化財「明日(あけび)の稚児舞」が19日、黒部市宇奈月町明日の法福寺で行われた観音祭で奉納された。稚児4人は、8年ぶりに地元在住の児童・生徒がそろった。県指定天然記念物「明日の大桜」が雨に濡れる中、古式ゆかしい衣装で優美な舞を繰り広げた。

 稚児を務めたのは、徳道佳璃奈さん(宇奈月中1年)、関口龍平君(宇奈月小5年)、徳道翼君(同3年)、金澤柚月君(同2年)。以前は明日を含む愛本地区の男児が稚児舞を踊っていたが、近年は女子や市外の児童・生徒の協力を得て続けている。

 4人の稚児は観音堂から大人に肩車をされ、土を踏まないようにして舞台に登場。太鼓と笛の音に合わせて「矛の舞」「太平楽」「臨河舞」など5曲を、ゆったりと舞った。明日の大桜は葉桜になりつつあり、雨で残りの花びらが散る中、境内には大勢の見物客が集まった。

 稚児舞は安土桃山時代に始まったとされる同寺の伝統行事。上方の舞が地方に伝わり定着したという説がある。地元住民らでつくる「明日稚児舞保存会」が継承している。

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