「御食国若狭と鯖街道」が日本遺産に認定され、くす玉を割り祝う関係者ら=24日、小浜市のいづみ町商店街

「御食国若狭と鯖街道」が日本遺産に認定され、くす玉を割り祝う関係者ら=24日、小浜市のいづみ町商店街

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「鯖街道」日本遺産に 文化庁 物語性を評価 小浜、若狭町

福井新聞(2015年4月25日)

 文化庁は24日、歴史的建造物や伝統芸能といった有形、無形の文化財をテーマや地域ごとに一括認定する「日本遺産=☆NEWSの言葉」の第1弾として、24府県の18件を選んだと発表した。本県からは、小浜から京都にサバを運んだ鯖街道を中心とした「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国(みけつくに)若狭と鯖街道」(小浜市、若狭町)が選ばれた。

 外国人も含めた旅行者に地域の宝をアピールし、観光振興につなげるのが狙い。東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに100件の認定を目指す。

 日本遺産は、厳しい保全体制と普遍的な価値の説明が求められる世界遺産とは異なり、地域活性化を主眼とした新事業。40都府県から83件の提案があり、有識者委員会で、地域の伝統文化の魅力を雄弁に伝える「ストーリー性」を重視して選んだ。認定された自治体に対し、案内板設置やガイド育成といった費用を補助する。

 豊かな食文化を誇る「御食国若狭」をキーワードにまちづくりを進めてきた小浜市の松崎晃治市長は「文化を守り継いできた先人のおかげ」と歓迎。同遺産群の核となる熊川宿を有する若狭町の森下裕町長も「遺産を売りに、多くの人を呼び込みたい」と喜んだ。西川一誠知事は「大変貴重な評価をいただいた。滋賀県や京都府との連携を強めたい。大いに売り込んでいく」とコメントした。

 本県からは、「今にのこる中世の巨大政治都市・宗教都市、日本最大の修行道場」(福井市、大野市、勝山市、永平寺町)も申請していた。文化庁は今後も年1回のペースで認定する予定で、今回選ばれなかった自治体も再提案できる。

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