1980年代に流行した「ミニ四駆」を親子で楽しむ「本町ミニ四駆ひろば」が15日、上越市本町4のイレブンプラザで初めて開かれる。改造したマシンの性能を試せるミニ四駆専用のコースや、オフロード走行の気分を味わえる砂場が設けられるほか、組み立てをサポートするコーナーもある。主催者は「大人も童心に帰り、子どもと一緒に夏の思い出をつくってほしい」と参加を呼び掛けている。
ミニ四駆はモーターを動力にした小型の自動車模型。組み立てで接着剤がいらないことや、豊富な改造用パーツで自分好みのマシンに仕立てられることから、子どもたちの間で爆発的なブームが起きた。
イベントは、本町商店街の活性化に取り組む企業「高田本町まちづくり」が、当時熱中した30~40代の父親とその子たちに楽しんでもらおうと企画した。
8日には、イベントの告知を兼ねた走行会がイレブンプラザで開催された。子どもたちが珍しそうにミニ四駆を見つめる一方で、大人は持参した"愛車"をコースで走らせたり、少しでも速度を上げる改造のポイントについて話を交わしたりした。
15日は午前10時~午後3時。組み立てサポートは午前中のみ。22、29日にもイレブンプラザでミニ四駆の走行会や大会が企画されている。
高田本町まちづくりの浅岡哲也さん(33)は「今後もミニ四駆以外にも、子育て世代の男性が子どもと一緒に熱くなれる遊びの企画を考えていきたい」と話している。