家族連れでにぎわう地引き網体験。「大漁かな」。ワクワクしながら網を引いた=上越市大潟区

家族連れでにぎわう地引き網体験。「大漁かな」。ワクワクしながら網を引いた=上越市大潟区

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[夏休みローカル線の旅]大潟区(上越市) 地引き網、味覚海満喫

新潟日報(2015年8月19日)

 夏といえば海! 人魚伝説で知られる大潟区の鵜の浜温泉では、誰でも地引き網体験ができるらしい。パンフレットを見ると開始は朝7時と早い。朝はめっぽう弱いが、暑苦しい部屋の中にいるよりはまし。早速海に向かった。

 ビーチサンダルで直江津駅発の信越線に駆け込んだ。うとうとしている間に潟町駅に到着。3月に改装したばかりの駅舎は人魚のステンドグラスが朝日に照らされきらきらときれいだ。

 鵜の浜海水浴場までは徒歩で約10分の近さ。潮の香りを感じながら心地よく歩いていると海が見えた。眠気も一気に吹き飛んだ。

 体験したのはファミリー地引き網。さみしい1人参加だが、主催する鵜の浜温泉観光組合の佐野正典組合長(42)が「入って、入って」と迎えてくれた。無料な上に家族でなくても参加できるのがうれしい。

 縦300メートル、横150メートルの巨大な網を引かせてもらう。うう、意外と重い。時折足にかかる海水がひんやりと気持ちいい。くたくたになりながら30分ほど網を引くと「ブイが見えたよ、もう少し」との声が。アジやキス、ホウボウなどが掛かっていた。県外からの参加者も多く、魚が配られると水槽に移し、熱心に観察する子も。「泳いでいる魚を見るだけで喜んでもらえる。うれしいですね」と佐野さん。心が和むなあ。

 地引き網の後、汗を拭きながら涼むところを探していると、れんがの煙突がかわいらしい「マルト歌代菓子舗」が見えてきた。大潟区特産のイチジクを使ったお菓子が並ぶ。「夏はイチジクが丸ごと1個入った『ジュレの実』がお薦め」と歌代ゆり子さん(58)。食べると、柔らかめの寒天で固められたイチジクがつるっと入ってきておいしい。

 午前11時ごろ、海岸近くの旅館「汐彩の湯みかく」にお邪魔した。ズワイガニ、南蛮エビ、地元で捕れたタイが盛られた新潟三昧丼(要予約)は身がぷりぷりでボリューム満点。カンパチなどでだしをとったあら汁が汗をかいた体に染みた。

 鵜の浜は日本海に沈む夕日の美しさでも有名だ。ちょっとした非日常体験でハイテンションになったまま、家路についた。

【メモ】地引き網はファミリー地引き網と海賊汁が振る舞われる観光地引き網の2種類。8月23、30日はファミリー地引き網、9月は毎週日曜日と祝日に観光地引き網が行われる。観光地引き網は宿泊客以外は1人500円が必要。鵜の浜温泉は11軒の宿泊施設がある。大潟観光協会、025(534)4465。日帰り入浴施設「鵜の浜人魚館」、025(534)6211。

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