地元で採れたブドウ「ヤマソービニオン」を破砕機に入れる関係者

地元で採れたブドウ「ヤマソービニオン」を破砕機に入れる関係者

長野県 伊那路

熟成楽しみ、ワイン仕込み 宮田村特産の「紫輝」

信濃毎日新聞(2015年10月7日)

 上伊那郡宮田村の特産ワイン「紫輝(しき)」の仕込みが6日、村内の信州マルス蒸留所で始まった。ヤマブドウと赤ワイン用の交配種で、村内産の「ヤマソービニオン」約16トンを今週末まで仕込み、1万2千本を製造する予定。今年のヤマソービニオンは昨年より酸度は低く糖度は同程度とし、関係者はワインの出来に期待を寄せている。

 同蒸留所で仕込み式があり、所長の竹平考輝さん(50)は「今年は夏の日照時間が十分だった。昨年以上にいいワインができるのではないか」などと説明。農家や商工団体、村でつくる中央アルプス「山ぶどうの里」づくり推進会議の関係者約20人が、計約3・5トンのブドウを順番に破砕機に入れた。茎を取り除かれたブドウはパイプを通って貯蔵タンクに送られた。

 ヤマソービニオンは、「やまぶどう栽培組合」の村内農家10戸が約2・3ヘクタールで栽培し、醸造は17年目。組合長の小田切多聞さん(71)は、今月上旬の「爆弾低気圧」にも負けずいいブドウができたとし、「いよいよ宮田にもワイン文化が定着したのではないか。野性味あふれ果実性のあるワインを造ってほしい」と話した。

 紫輝は1本720ミリリットル。お披露目のワイン祭りを村内で開く12月12日に発売する予定だ。

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