福井県大野市上打波の温泉施設「鳩ケ湯」で、源泉を使った足湯が24日、屋外にお目見えした。県内の20~30代の若者グループが企画、設営。紅葉が進む山々に囲まれた絶好のロケーションで、行楽客らが足の疲れを癒やしていた。25日まで。
グループは地域活性化に取り組む「RE:SCOVERY FUKUI(リスカバリーフクイ)」。雪の重みで倒壊した鳩ケ湯の再開を応援してきた。足湯の企画は3日、県の「若者チャレンジプランコンテスト」で採択され、実行に移した。
縦90センチ、横180センチほどの足湯のおけは木の板で手作りしておいた。この日はメンバー5人が、少し濁りのある源泉をやかんに入れ、コンロで温めて何度も注いだ。
愛知県豊田市から訪れた延命ミホ子さん(69)は「ちょっとぬるいかな。でも、気持ち良くて安らぎます」と満足そうな様子。メンバーの辻俊治さん(31)=福井市=は「お湯を沸かす部分で手こずったけれど、喜んでもらえてよかった」と話していた。
25日は午前11時ごろから午後4時まで。無料。