深海魚のリュウグウノツカイが22日、七尾市庵町沖の岸端定置網に入っているのが見つかった。生きた状態での捕獲は珍しく、同市ののとじま臨海公園水族館に運ばれ、初めて展示された。
リュウグウノツカイは全身が銀白色に光り、大きい目と赤い背びれが特徴となっている。22日朝に捕獲され、午前10時に水族館に運ばれた個体は体長約2メートルで、弱っていたが、背びれを波打たせて泳いだ。
のとじま水族館によると、水族館での展示は全国的にも珍しく、2010年に長崎県の九十九島水族館で展示されたが34分で死亡した。のとじま水族館の池口新一郎副館長は「長期間の展示は難しいかもしれないが、多くの人に見てもらいたい」と話した。