能登波乗り愛好会の「柴垣オープン能登サーフィン復興(特別戦)」は5月12日、羽咋市の柴垣海岸で行われる。海岸は能登半島地震で津波被害を受けたが、マリンレジャーで再び活気を取り戻そうと企画された。初心者からプロまでが出場でき、参加費の一部は能登復興の義援金に充てる。
柴垣海岸は湾曲した砂浜の中間部に陸続きの長手島があり、年間を通して多彩な波が起こる「サーファーの聖地」として知られる。地震で海底が隆起したが、時間とともに波で削れて通常に近い状態に戻ったという。大会では、ロング、ショート、サップの3種目5部門で波乗りの技術を競う。サップに乗りながら行うヨガ「SUPヨガ」も体験できる。
参加費は一般が5千円で、小学生以下が3千円。5月5日まで募集し、約150人の出場を見込む。愛好会の井本勝也代表(45)=同市兵庫町=は「気軽に参加してもらい、能登の海の魅力発信につなげたい」と話した。