第７０回宇奈月温泉雪のカーニバルは６日、黒部市の宇奈月温泉街で行われ、１７５０発の花火で光のショーを繰り広げた。雪像コンテストや温泉街を練り歩くたいまつウオークもあり、観光客らを楽しませた。

　午後８時ごろ、たいまつを手にした観光客らが富山地方鉄道の宇奈月温泉駅近くからスタート。たいまつスキー隊も宇奈月温泉スキー場から滑り降り、温泉街に作られた雪の道を通って宇奈月公園で合流した。花火は午後８時４０分から打ち上げ。光の大輪が音楽に合わせ、黒部峡谷を照らし出した。

　これに先立ち、黒部名水ポークが入った鍋が振る舞われ、訪れた人たちが体を温めていた。雪像コンテストでは、最優秀賞に宇奈月モーツァルト音楽祭実行委員会の作品が選ばれた。

　イベントはトロッコの運行が休止する冬の温泉街を盛り上げようと、実行委員会（中島昭彦委員長）が毎年開いている。２、３月の毎週土曜午後８時半からも雪上花火が行われる。