オープンから1年が過ぎた「クラフトメンズ・イン・カジ」=三条市元町

オープンから1年が過ぎた「クラフトメンズ・イン・カジ」=三条市元町

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三条市 町家改修の滞在施設1年 海外、県外客も利用

新潟日報(2016年3月16日)

 三条市元町の中心市街地にある築80年以上の町家を改修した宿泊・滞在施設「クラフトメンズ・イン・カジ」が、オープン1周年を迎えた。外国人を含め延べ169人が利用。町家の魅力を広く発信する場となっている。三条市や運営事業者は増加する空き家の活用にも活動を広げ、移住者受け入れなどにつなげたい考えだ。

 「クラフトメンズ-」は昨年3月に町並み保全や若者の移住促進を目指してオープンした。10年ほど空き家になっていた元文具店を活用し、市内でシェアスペースを営む「燕三条スタイル」が運営する。市が改修費と運営費の一部を補助した。

 木造2階建ての施設には、土間を生かした創作や展示スペースがあり、のみやかんななど地元産の鍛冶製品を使うこともできる。1棟を1組に貸す賃貸形式で、最長で1カ月間利用できる。

 市によると、2月末までの利用者は県内在住者が56人、県外が82人、海外が31人。クラフト作家のグループが創作のために滞在したり、県外の大学生が市内のものづくりの現場を訪ねるために利用したりする例があったという。訪日観光客が増える中、米国、フランス、中国など幅広い国から利用があった。

 市と燕三条スタイルは「クラフトメンズ-」をモデルケースに空き家の活用を広げたい考えだ。12日には開設1年を機に、建築家や不動産関係者らが空き家の改修について意見交換する「三条リノベーション会議」を初めて開いた。

 出席者からは「賃貸は自分好みに改装できないことが多い。自由に改装できる物件を集められれば、若者の関心が高まる」「空き家所有者と借り手をつなぐ仕組みが大切だ」といった声が上がった。

 燕三条スタイルの小山雅由代表(36)は「市内には魅力的な企業も多く、住環境を整えれば移住につながる。同じような空き家の情報を発掘し、借り手に紹介できるようにしていきたい」と話した。

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