7年目に1度、飯田市中心市街地で行われる飯田お練りまつり(25〜27日)を前に、主要な出し物「大名行列」「東野大獅子」を小学生が体験する催しが20日、飯田市内で開かれた。飯田下伊那地方の民俗芸能団体などでつくる南信州民俗芸能継承推進協議会が、民俗芸能の魅力を伝え、将来子どもたちが参加するように―と企画。児童と保護者計約80人が訪れ、一足早いお練りの雰囲気を楽しんだ。
子どもたちは大名行列の役者16人の実演を見学。その後、「エーハリーワサートーナー」など独特の声色と節回しが特徴の掛け声を練習したり、練習用のプラスチック製のやりを持って手足を動かしたりした。本番で役者が担ぐ「先箱」を持って、「重い」と話す子どももいた。
東野大獅子では、獅子頭に見立てた重さ10キロ以上の木箱を持ち、八の字をつくって獅子がうねる様子を体験した。