みそ蔵内部を回り、みそ仕込みもできる越後味噌醸造の体験イベント=19日、燕市吉田中町

みそ蔵内部を回り、みそ仕込みもできる越後味噌醸造の体験イベント=19日、燕市吉田中町

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醸造文化味わって 燕のみそ蔵 仕込み体験始める

新潟日報(2016年3月24日)

 金属洋食器の盛んな地域に、醸造文化も継承していこうと、燕市吉田中町の越後味噌(みそ)醸造が19日、みそ仕込み体験イベントを初めて開催した。今後、8月を除いて毎月開催する予定で、燕市が取り組む産業観光の盛り上げにも一役買いそうだ。

 越後味噌醸造は1931年創業、みそやみそ漬けを製造、販売している。昨年9月、米糀(こうじ)を使った飲料などを販売する新潟市中央区の和僑(わきょう)商店の子会社となり、新商品の開発とともに体験イベントにも取り組む。

 初めて開かれたみそ仕込みイベントには、県内から約20人が参加した。仕込みの前にはみそ蔵見学が行われ、原料となる大豆の蒸し器や、内部を30度ほどに維持して発酵させる温醸庫、みそを蓄える木おけなどを回った。高さ約2メートル、容量約5トンの使い込んだ木おけが並ぶ部屋では、社員らが「満遍なく発酵させるため、手作業で木おけから木おけにみそを移します」と説明。参加者は驚き、醸造の歴史を味わうように木おけを見回していた。

 仕込みでは、麹、塩、水、蒸し大豆を混ぜ、酵母の代わりに熟成したみそを加えた。発酵を妨げる余計な菌を防ぐため、参加者は手袋を装着。一組あたり4・2キロのみそを力いっぱい混ぜ合わせ、たるに詰めて持ち帰った。

 越後味噌醸造によると、体験イベントのみそは半年ほどで白みそになり、熟成を進めれば3年で赤みそになるという。

 社員の木龍康一さん(31)は「体験イベントを通して醸造文化を伝え、県央地域の魅力の一つにしていきたい」と話していた。参加した小学6年男の子は「初めて蔵に入って、寒さや、中のにおいが分かった。作ったみそを早く食べたい」と笑顔だった。

 今後のみそ仕込みイベントは募集中で、仕込み1たる当たり3500円。問い合わせは、0256(93)2002。

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