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世界最速の美術館 アーット驚く旅に 現美新幹線

新潟日報(2016年4月12日)

 JR東日本は11日、現代アートが鑑賞できる上越新幹線「現美新幹線」の車内を報道陣に公開した。車両は7組の芸術家がそれぞれデザイン。これまでと一味違う新幹線の旅が楽しめそうだ。

 「世界最速の美術館」として観光客の呼び込みを狙う現美新幹線が11日、報道陣に公開され、その内容が明らかになった。各車両には立体アートや写真、アニメーションなどさまざまな分野の作品を展示。移動しながら存分に芸術鑑賞を楽しめる。

 現美新幹線は29日に新潟-越後湯沢間で運行を始める。土日、祝日を中心に1日3往復し、年間120日間運行予定。定員105人の6両編成で1両がカフェになっている。

 外観は写真家の蜷川実花さん(43)が担当し、ロゴは新発田市出身のグラフィックデザイナー鈴木直之さん(52)が手掛けた。内装は分野の異なる7組の芸術家が思い思いにデザインし、車両ごとに全く違う世界観が広がる。美術館のように歩きながら作品を鑑賞でき、座席でじっくり作品を眺めることも可能だ。

 荒神明香(こうじん・はるか)さん(33)は、水面に映る景色をヒントに全長約11メートルの立体アートを手掛けた。カラフルな造花を上下対称に並べて糸でつり、神秘的な光景を作り上げた。松本尚さん(40)はシートそのものを作品に。五穀豊穣(ほうじょう)や光をテーマに、動物や人間の顔などさまざまな物に見える模様を描いた。

 現美新幹線の総合プロデューサー中村貞裕さん(45)は「想像以上に面白い列車ができた。世界一速く走る美術館に乗って、ぜひアートに興味を持ってほしい」と話した。

 6月までは4両を旅行商品、1両を指定席として販売する。JR東新潟支社によると、5月8日までの指定席はほぼ満席だが、旅行商品はまだ空きがあるという。7月以降の運行日は未定。

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