ゴールデンウイーク中に遠方からの来場者らでにぎわった燕三条地場産センター=4月30日、三条市須頃1

ゴールデンウイーク中に遠方からの来場者らでにぎわった燕三条地場産センター=4月30日、三条市須頃1

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リニューアルした燕三条地場産センター 道の駅効果来場者急増

新潟日報(2016年5月18日)

 燕三条地場産センター(三条市須頃1)の来場者が、3月に道の駅としてリニューアルオープンしたのを機に急増している。ゴールデンウイーク(GW)の入り込みは昨年を約6500人上回る過去最高の2万1180人を記録。地場産業の包丁や金物製品がそろう物産館の売り上げも好調で、センターは「今後もこの流れを維持したい」と期待している。

 地場産センターは3月25日、24時間使えるトイレなどを新設し、道の駅となった。駐車場は大型車も含め127台分を備える。

 センターの2015年度の来場者数は約18万8000人。本年度は5月15日までの1カ月半で既に4万8000人を超え、昨年度を大きく上回るのは確実だ。GW中は職人による実演や金物の特価販売などを行うフェアが開かれ、物産館の売り上げが2855万円に上った。昨年は地方創生関連の国の交付金を活用して値引きした「ふるさと割」効果があったが、ことしの売り上げはそれを大幅に上回ったという。

 道の駅となったことからGWは県外ナンバーのキャンピングカーの駐車が目立った。センター営業推進部の高橋弘部長は「今までキャンピングカーを見掛けることはほとんどなかったが、多い時には5台以上駐車していた日もあった」と道の駅の効果を語る。

 高速道のインターチェンジに近く交通の便がいいことに加え、各地の道の駅をめぐるファンが訪れたことが集客に結びついた。道の駅オープンを記念し、4月29日からステンレス製の道の駅きっぷ(1300円)を発売。県外客らが多く購入したことから、5月3日には100枚が売り切れた。

 4月の物産館の売り上げは前年比の約50%増で5月も好調を維持しており、目標とする16年度の売上高3億8000万円(前年度比15%増)を達成できるペースという。

 高橋部長は「これまではシニア層が多かったが、夏休みが始まる7月からは家族連れが増える。イベント開催を検討し、さらに集客に結びつけたい」と意気込んでいる。

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