にぎわいづくりに向け「魅力あふれるイベントにしたい」と意気込む竹谷さん(前列中央)ら=朝日町宮崎

にぎわいづくりに向け「魅力あふれるイベントにしたい」と意気込む竹谷さん(前列中央)ら=朝日町宮崎

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ヒスイ海岸の夏輝け 8月朝日で若者ら活性化イベント

北日本新聞(2016年6月28日)

 朝日町の宮崎海岸で8月7日、地域活性化イベント「朝日町と出会おう~宮崎ヒスイ海岸マリンフェスタ」が開かれる。実行委員長の竹谷茉郁子(まいこ)さん(25)=同町宮崎=が、町内外から多くの人を呼び込みにぎわいを生み出したいとの思いで発案した。若者を含めた有志がステージ企画をはじめ多彩な催しの準備を進めており、「朝日の魅力を存分に伝えるイベントをつくり上げたい」と意欲満々だ。 

 「朝日町と出会おう~宮崎ヒスイ海岸マリンフェスタ」はダンスのパフォーマンスショーや七夕にちなんだ企画、ゲーム大会など盛りだくさんの内容となる。飲食ブースを設け、日の入りの時間帯に合わせたサンセットコンサートも計画している。

 竹谷さんは町内外でイベント運営に携わってきた経験などから、地域活性化の力になりたいという強い思いを抱いていた。ことしに入り、昭和女子大(東京)の学生が宮崎海岸で夏限定の海の家を開設するプロジェクトがあることを知り、朝日町に魅力を感じて県外から訪れる学生たちの姿勢に刺激を受けた。

 町全体を盛り上げられるイベントをできないかと考えるようになり、子どもの頃に宮崎海岸で開かれていた「海の日フェスティバル」を思い起こした。焼き鳥や浜焼きを食べながらヒスイ探しやスイカ割り、音楽ステージを楽しんだ記憶は10年以上たった今でも鮮明だった。「楽しかった海のイベントを復活させたい」。フェスの要素を盛り込んだイベント開催を決意した。

 趣旨に賛同した町民らと実行委をつくり、地元の自治会やかつての思い出を共有する仲間たちに協力を依頼。5~6月にミーティングを数回開き、当日のタイムスケジュールや会場設備について打ち合わせを重ねている。

 竹谷さんは「幅広い世代の人たちに楽しんでもらい、多くの交流の輪が生まれる機会にしたい」と話している。 


■ネット使い出資募る
 「朝日町と出会おう~宮崎ヒスイ海岸マリンフェスタ」は、インターネットで出資を募る「クラウドファンディング」(CF)で運営資金を調達し、企画内容の充実を図る。7月上旬にホームページを公開する予定。

 CFは、インターネット上でアイデアや企画を紹介し、共感した不特定多数の人から支援金を集める手法。支援を呼び掛けるだけではなく、開催地の魅力を全国に発信できる利点もある。趣旨に賛同した支援者には、金額に応じて物品やサービスなどの特典を付与する。

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