雪室食品と通常の食品を食べ比べた試食会=2日、上越市

雪室食品と通常の食品を食べ比べた試食会=2日、上越市

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雪室熟成味わいに驚き 謙信公祭カフェ出店に協力 上教大院生貯蔵品を試食

新潟日報(2016年7月4日)

 県内の雪室で貯蔵された食品の試食会が2日、上越市の上越教育大学で開かれた。上越地域の食品会社などでつくる「雪室推進プロジェクト」が企画。同大の大学院生10人が、雪室貯蔵でない食品と食べ比べ、"雪の力"を実感していた。

 同プロジェクトは、8月に上越市で開かれる謙信公祭で雪室を疑似体験できる「雪室カフェ」の出店を計画している。イベントに協力する同大大学院の野口孝則教授(食育)とともに今回の試食会を企画した。

 試食会では牛肉やしょうゆ、白玉など10種類が出された。どちらが雪室食品かを知らせずに行われ、参加した大学院生は色や香りの違いを確かめながら口に運んでいた。「牛肉は弾力があって香りも良かった」「白玉は色が白いなど見た目から違った」などの意見が出た一方で、食品によっては「差が分からなかった」との声もあった。

 大学院2年男性(23)は「見た目が同じでも食感や香りが全然違うものもあり、驚いた」と話した。野口教授は「雪室食品のおいしさに気付いた学生が多かった。謙信公祭までに、よりおいしさが引き立つ調理法などを考えたい」と語った。

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