会場を下見する審査員=金沢市の金沢歌劇座

会場を下見する審査員=金沢市の金沢歌劇座

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世界目指す才能発掘 「プリ・ド・カナザワ」きょう開幕

北國新聞(2016年9月18日)

 若手ダンサーが競い合う、第1回全国バレエコンクール「プリ・ド・カナザワ2016」(北國新聞社主催)は18、19日、金沢市の金沢歌劇座で行われる。開幕前日の17日は、東京から金沢入りした審査員6人が会場を入念に下見し、本番へ機運を高めた。
 コンクールの開催に協力する谷桃子バレエ団、バレエシャンブルウエスト、牧阿佐美バレヱ団(50音順)から、芸術監督など各2人が審査する。牧阿佐美バレヱ団総監督の三谷恭三さんが審査委員長を務める。
 審査員は舞台の広さと奥行き、照明の位置と光量を確認した。三谷さんは「どんな若い才能に出会えるかワクワクしている。世界を目指せるダンサーを発掘したい」と期待を寄せた。
 金沢で地元が主体となってクラシックバレエの全国コンクールが開催されるのは初めてとなる。石川県洋舞連盟の園田洋子会長は「審査員は超一流なので申し分ない。地元でバレエを頑張るダンサーにとって大きな目標になる。10年、20年とずっと続いてほしい」と話した。
 コンクールは小学生、中学生、高校生とシニア(高校卒業~25歳)の4部門で行われる。石川の66人など18都道府県から157人が出場する。18日に各部門の予選、19日に決選が行われる。入場料は18日が1千円、19日が1500円となる。

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