信濃川ウォーターシャトルから降りて懇親会場のピア万代に向かう参加者ら=新潟市中央区

信濃川ウォーターシャトルから降りて懇親会場のピア万代に向かう参加者ら=新潟市中央区

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新潟観光協取り組み 湊町や食の魅力目玉に

新潟日報(2016年9月20日)

 新潟観光コンベンション協会(新潟市)が、学会など大規模な会議が開かれる同市中央区の朱鷺メッセと近くのピア万代を信濃川ウォーターシャトルで結び、参加者に湊町(みなとまち)の風情と食の魅力を一体的に感じてもらう取り組みを始めた。近県の主要都市でも施設整備や機能強化が進み競争が厳しさを増しているといい、コンベンション誘致を進めるのが狙いだ。

 同協会によると、新潟市内の2015年度のコンベンション開催件数(競技会を含む)は過去最高の222件で、計10万7665人が訪れた。例年200件前後、9万人台前半から11万人台前半で推移している。

 同協会では今回の取り組みに当たり、歴史的建造物や公共空間をレセプションなどの会場とする取り組みへの国の支援事業に採択され、100万円の補助を受けた。ピア万代にウォーターシャトルを乗り着けるため、タラップを造るなど態勢を整えた。

 初めての試みは13日に朱鷺メッセで開かれた「応用物理学会秋季学術講演会」。終了後、約180人がウォーターシャトル2隻に分乗し、懇親会場のピア万代に向かった。11分ほどの船旅の途中、デッキから夜景にカメラを向ける人も多かった。

 バスなどで移動した人を合わせ約500人が集まったピア万代では、肉や魚、野菜など地場産の食材を使った料理が並び、地酒や地ビールのブースもにぎわった。敷地内の各店舗は参加者向けに営業した。

 応用物理学会の保立和夫会長は「おいしい食材のある新潟ならではの会場で、印象に残る懇親会になった」と語った。

 同協会では「湊町と産地直送のおいしい地場産食材の魅力のパッケージは、好評を得た」として、今後の誘致でも同様のプランを提案していく考えだ。

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