「極上」のタグ付きで競りに出されたベニズワイガニ=新湊漁港

「極上」のタグ付きで競りに出されたベニズワイガニ=新湊漁港

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「高志の紅ガニ」初出荷 滑川・新湊漁港

北日本新聞(2016年10月5日)

 ブランド規格を満たした県産のベニズワイガニ「極上 高志の紅(あか)ガニ」が4日、滑川漁港と新湊漁港で初出荷された。滑川漁港では平年の最高級品と同程度の1匹1900~2300円の値が付いた。

 ブランド化は、春のホタルイカ、夏のシロエビ、冬のブリに並ぶ富山湾の味覚として「秋のベニズワイ」を打ち出すのが狙い。県や県漁連などでつくる協議会が今シーズンから導入した。「高志の紅ガニ」の名称でPRし、特に甲羅の幅が14センチ以上で、身が詰まっているなどの規格を満たしたものには「極上」のタグを付けて出荷する。

 当初は9月の漁解禁からタグを付けて出荷する予定だったが、海水温が高く鮮度の低下が懸念されたため見送っていた。初日の4日は滑川漁港で11匹、新湊漁港で1匹が競りに出された。県水産漁港課は「県内外の人に最高のベニズワイを味わってもらえるよう、水揚げが増えることを期待したい」としている。

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